「死」とはどんなものかを初めて体感した日のこと

パパヒガ

2018年06月29日 11:35

皆様こんにちは。未来創造のお手伝い人パパ比嘉です。
※その日その日で肩書がすこしずつ変わりますが、どうぞ見逃してやってくだしゃい。


今日の記事のお話は「死」について


誰もが知りたいとはそれほど思わないけど、いつか必ずやってくる!



中学一年くらいの冬のことです。

当時、ハレー彗星が地球に接近するということで空前の天体観測ブームが起こってました。




ハレー彗星が地球に接近する周期は、76年だそうです。

中学の頃、その周期を知っていた私は、

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次に自分の目でハレー彗星を見るときは


91歳なんだ・・・(15歳+76年)


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そう思ったとき、自分が果たして91歳まで生きているのだろうか?

死んでしまっているのではないだろうか?

仮に生きていたとして、今のような健康と視力が残っているのだろうか・・・。

そんなことを考えたとき、

私は急に胸が苦しくなりました。


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老いと死をものすごく身近に感じました


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この心臓はいつか止まる。息も止まる。

目も見えなくなって耳も聞こえなくなって。



そうだ、「死ぬ」ってのは息をしなくなることだ。

よし、息が出来なくなるってどういうものか?





アホ極まりない私はその時、家の近くの高い建物の屋上にいて、

それは夜で、

私一人しかいなくて(夜、家を抜け出した)

極めつけの大アホだった私は、息を止めてみました。

10秒・・・20秒・・・30秒

頭の中でカウントします。

その時点ではさほど苦しくはありません。

なんてったって若いもの。スポーツもやってたし、体力は十分にありました。

60秒・・・ちょっと苦しくなる。でもまだまだイケル。

90秒・・・まだまだ・・・たぶんイケル


でも、100を数え始めたとき、猛烈に苦しくなりましたね。

それまでは静かに立ってカウントしていたのですが、

苦しさのあまり、バッタバッタ走ったりして身体をを動かしてのたうち回るように我慢しましたよ。




もう我慢できない、胸が痛い、頭が真っ白になりそうなその瞬間、

ブッハーーーと呼吸再開!


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「死ぬ」って

こんな感じなんだ・・・


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もうね、猛烈に怖くなりましたよ。

こんなにも苦しいものなんだって。

痛いものなんだって・・・


それからの数か月間、


夜になると急に怖くなったり、

目を閉じて眠って、もしも翌朝目覚めなかったりしたら、

寝てるときにあの苦しみで起きるんだろうかとか、

息が止まったら声が出なくなるはずだから、誰も助けを呼べないじゃないかとか・・・。


なにより、

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必ずコレが、

自分の身に起こるんだ

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そういう絶望感がドッカンドッカンと心にふか~く刻み込まれてしまいましたね。


どうせ死ぬなら何のために勉強しなければならんのか?

どうせ死ぬなら好きな事ばっかやって死んだらいいとか。


もうね、極めつけの無気力状態のどん底!




思春期ですよね~

思いのほか悩んじゃったりしてました。


それが私の・・・


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初「臨死体験」


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それからというもの、真面目に頑張るのがアホらしくなって、

グレましたね。

当時、私の通う中学は、沖縄県内でも有名な不良学校。

在学中、二度も全国紙に出るほどの悪さっぷり。

カツアゲされたらカツアゲをし返したり、

道の停まっている自転車を見たら、それをレンタルさせていただいたり。

暴力的なことはしませんでしたが、知能犯として活躍。

女生徒のブルマ着用反対運動を扇動して、全校生徒授業ボイコット騒ぎのお手伝いをしたり、

家出少年少女の為に、校内のとある部屋の天井裏を改造して家出人専用宿泊所を作ったり
※卒業して十数年後の校舎解体で発見され、解体現場を笑いの渦に包んだらしい。

それは20代くらいまで続きました。


しかしそこで、私は二番目の「死の体験」をすることになります。


自身の目指していた目標が、ガラガラと音を立てて崩壊してしまったのです。


中学の頃が「肉体的な死」の体験だとすると、


その頃の「死の体験」は、「心の死」と言えるでしょう。


その話はまた次回に。


今日は思い出話でありました。

ココまでお付き合いくださり、ありがとうございます。


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