「タシマ」の方々にもウトゥイムチ(おもてなし)
「あいえー、あんたは戻る家がなくなっているのねー」
「だー、お盆だからさー、せっかくだからさー、これでどんなかねー。」
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自分の関連先祖のみの供養がお盆行事ではありましぇん。
実は・・・
「ミンヌク」とか「ヌーバレー」っていうのがあるのよね~。
「ミンヌク」というのは、「不成仏霊」や、「浮遊霊」、「無縁仏」などの、自分とはご縁のない魂さん達にあげるモノ。
玄関先などに置いて、それらが家に入ってくるのを防ぐんですね~。
我が家のミンヌクは、ニンジン、田イモ、蒲鉾、こんぶなどをざく切りにし、小麦粉でまぶします。
それをアルミホイルに包み、ウンケーからウークイまでの三日間、玄関先に置いておきます。
「ヌーバレー」という行事は、それほどメジャーではありませんが、県南部の一部地域では今も大事な行事として盛大に行われることもあります。
ヌーバレーはウークイの翌日、旧の7月16日に行われます。
無縁仏さんにも楽しんでもらい、そして冥界へと帰っていただく行事。
「タシマ」・・・他の人にも楽しんでいただいて、あの世に帰っていただこうという「うとぅいむち・・・おもてなし」の心。
この島のこういう行事の存在を、
もっともっと知って頂きたく思います。
感謝 感謝でごじゃいます。
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