急ぎの面談 「ユタになりたいです」 過去の面談事例より

パパヒガ

2017年12月26日 15:06

皆さまこんにちは。パパ比嘉です。

過去の面談事例より・・・


「私はユタになる運命だと言われました。だからユタになりたいです。」


こういう相談についてお話しさせていただきたいと思います。



パパ比嘉のホームページ出来ました

コチラをクリック→「琉球の未来鑑定師 時之大屋子 パパ比嘉」




※ 画像に写っている女性は、この記事となんら関係はありません。また、彼女はノロです
(イメージしやすいだろうと思って、ネットから見つけて掲載しました。画像元のページには著作権等の注意書きはありませんでした)


ユタというのはいわゆる沖縄の民間シャーマン。

霊的な力を使って人々のお助けをする方々です。


最初に書いておきます。


私は、今の世にはユタさんは必要ではあると思っています。

ですが、それを増やそうとは思いません。


今いらっしゃる素晴らしき方々で、なんとかしていければよいと強く思っています。


過去を基礎とし、今を大事にして、良き未来を構築する。


時代の流れをしっかりと読み解き、古来からの風習を守りつつ今に適合させ、


今の状態から良き方向へと導く手法を磨き、そして・・・


いつの日か、ユタが消滅する未来がやってきてほしい。


そう思っています。



でも、今いらっしゃる方々が高齢になり、資本主義や自由主義の世の中になり・・・

新しき便利なものに包まれ、土地や自然、生き物への感謝も薄くなり・・・。

当たり前に水道の蛇口から水が出ることを「当たり前」ととらえてしまう今は、

高齢の先輩ユタさんに代わって、次世代のユタを育成しなければならないことは急務ではあります。


ユタとなるには、人のつながりの大事さをしっかりと伝えながら、自身の心を常に磨き上げる。

知識も智慧も、学問も。



しかし、そこには、想像を絶する苦難が待ち受けています。


人のお助けをするということは、様々な人の悩みや苦難を理解して初めてお助け役が出来ると確信しています。


通常は、その過程(艱難辛苦 かんなんしんく)を経てのちに「お知らせ」なるものが出てきます。


その、とても辛く悲しく、きつくて落ちぶれた状態に耐えて、それを乗り越えて初めてスタートラインにつけるのであり、

それなくしては、ありえないとも言えます。


正直、ユタとして活躍されてらっしゃる方々には、人には言えないような恐ろしく怖くて悲しくて厳しくて・・・


「死にたくなるような」経験をされてらっしゃいます。


筆舌に尽くしがたいです。


私は・・・


明日、子供たちに食べさせるお金がないという日があった。

自殺すれば楽になれると思い、崖や岬に立って飛び込もうとした。

起きても寝ても気分が悪く、数年間のあいだ、毎日車酔いの状態が続いた。

医者に行っても解決できず、ユタめぐりをしてもなかなか収まらず、その為の借金に苦しんだ。

知人の自殺を目の当たりにし、死というものが身近にあることを痛感させられた。

家族の病気、けがをさんざん味あわされた。

だれも理解してくれないという恐ろしい孤独感を味わっている。

そして、この仕事は、自身のこの世での「免罪符」(罪滅ぼし)だと痛感している。


その他、書ききれないことばかりです。


これらすべてが一気に私の人生にやってきて、毎日が地獄という日々でした。


ユタになる。

ユタになりたい・・・。



以上のような経験を実際に私はしました。


同じような経験をさせられます。ユタになるには。


何故、そういう経験をさせるのか?


人の悩み事はたくさんあります。


本で読んだり、人から聞いたりして、理解することは可能かもしれません。

ですが、完全な共感、完全な理解をするには、否、それに近づく手段は・・・。


リアルに経験する・・・ということ。


それを経験して、人助けがやっと出来ると思います。

相手の立場になって考えるのに、実体験ほど強い学びはないからです。



実際、そういう状態に陥り、しかも、霊感があって、その影響も強く受けている現役の方。


自身の力で乗り越える術を付けてください。

トコトン自身の力で頑張ってもどうしようもないという時は、ユタさんの力を借りても良いと思います。


ですが、良きユタさんとのめぐり合わせは、「運」です。


運をつかみ取るには、徳を積まなければなりません。



さて、以前に私のtころにユタになりたいとおっしゃっていた方がいらっしゃいました。


困っている人々の力になりたいとおっしゃっていました。


私はただ一言。


自身の生活の基礎を構築してからいらっしゃいと言いました。

同時に、その方の守護神仏様へ・・・


「自身の力で生きる術を伝えてあります。その間はしっかりと見守っていてください」


そうお伝えさせて頂きました。


しかし、自身の力で生きて行くことがかないませんでした。



すでに50を超えたその方は今・・・・


相変わらずあちこちのユタさんを訪ね歩いているそうです。



また、心が清らかだから慣れるというものではありません。


よこしまな、悪魔のような、恨みと妬みの念の充満した空間の中で、平常心でいられる精神的強さも必須です。


そこで平常心でいるには、同じ世界に共感して理解する力も必須。


つまり、極悪人と呼ばれる方の心の機微、考え方の理解をしつつ、その世界に流されないということ。



ユタになる。霊能者になるということに、一時の心の平安も許されないと覚悟して、


腹をくくってかからねばならないと、私は思っています。


通常の仕事、安心して休める場所があるということのすばらしさを、今になって強く理解できている私がココにいます。


二度とあの安楽には戻れないさだめを、私は選んでしまいました。


選ばされてしまいました。


それしか選択肢が残されなかったというほうが正解です。



ソウイウモノ ナリタイナンテ 


ワザワザ苦しみを与えて、厳しい修行させて、悲しい運命をたどる人間を育てるなんて、


なんと辛いことか!



年の瀬に、ふとそう思った私でした。







追記

お知らせ

今年の面談は12月31日の午後1時までになります。

28日午後1時~3時 29日午後2時~4時 は空き時間あります。

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