皆様こんにちは。パパ比嘉です。
梅雨もそろそろ終わりかなと思いますが、それにしてもほとんど雨の降らない今年の梅雨でございます。
「苦」という文字は皆さんご存知ですよね。
今日は、ここ最近の投稿であります、「完全無欠の幸福」へ向かうために認めておく必要のある・・・
「完全無欠の不幸」についてのお話です。
昨日の記事で、完全無欠の幸福への第一歩となるヒントのお話しをさせて頂きました。
幸福を感じるには、その対極として存在する不幸があってこそ感じることが出来るということですね。
この世において幸福・不幸を感じ取るのに、「肉体」を持つことは必須。
魂の世界とか天国とか、極楽浄土の世界とこの世の区別として、私たちは「肉体」を持っているということがこの世に存在している証拠と言っていいでしょう。
肉体を持つことで、ハッキリくっきりとした幸福や不幸を感じ取ることができます。
肉体を持つということは、六つの感覚を持ちます。
六つの感覚とは、
〇 視覚・・・目があって、それでモノを見るという感覚器官
〇 触覚・・・肌に触れる感覚、痛みを感じる感覚(ケガ、病気)。冷たい、温かいなどもそう。
〇 聴覚・・・耳で聞くということ。好きな人の声。嫌いな人の声。鳥の声、風の音や波の音。
〇 味覚・・・ご飯食べて味がわかるという感覚。すっぱい、甘い、辛い、苦いなどですね。
〇 臭覚・・・においを感じるということ。花の香り。黄色いカレーの香り。草刈り後の草いきれの匂い。
〇 第六感・・・理屈では説明しがたい、鋭くものごとの本質をつかむ心の働きのこと。いわゆる心の感情のことですね。
私たちがこの世で肉体を持った時、これらが相互に作用して幸福や不幸を生み出すのです。
さて、今日の記事の核心であります。
完全無欠の不幸について書きますね。
私がこの世界に生まれたのは、沖縄がまだアメリカ世(本土復帰前)でした。
私の母は、私を出産してすぐに大病に見舞われ、その後の10年間は日常生活に大きな支障をきたしていました。
ご飯もろくに食べることが出来ず、身体も思うように動かせない。疲れやすく、気温差に弱く、あげくに霊感が強く。
亡くなるまでずっと健康とは程遠い人生でした。
また、見た目は経済的に余裕があると見られておりましたが、実際のところ、父の作った壮絶な借金で生きていくのがやっとでした。
そんな状態だった母でしたが、死ぬ間際に・・・
「良い人生だった」
「カミサマから、30数年のおまけの命をもらった。良かった」
そう言っていました。
お金もない。名誉もない。残した業績も見当たらない。生きてきた過程を評価するものも存在しない。
そういうことを常に言っていた母でしたが、死ぬ間際は幸福だったようです。
私の鑑定面談にいらした方で、お金もある、名誉もある、仕事もある、残した業績もある。
そんな「あるある尽くし」の方が・・・
「私は今、何をやっていいのかわからない。とても苦しいんです」
そうおっしゃって面談にいらしてました。
世界中の科学者や哲学者、経済学者や宗教家の方たち、芸術家や音楽家の方たちのほとんどが、
「自分のやったことはささいな取るに足らないことだった。」と思わせる言葉を多く残しています。
ジョンレノン・・・「お金はもうかった。曲も残った。でも、私には何もない」
上杉謙信・・・
戦での勝利を得たこの一生は、ひと眠りするあいだの夢のごとくだった。
天下に名をはせた栄誉も、一杯の酒ほどの楽しみでしかなかった。
わかりますか?
我々は、テレビや雑誌や成功本などで、経済的な余裕のある生活を獲得し、好きなモノを買えるようになって、
支払いの心配も無くし、好きな人と一緒になって家族と暮らし、あったかい人に囲まれて死んでいくのが幸せだと思っています。
これはこれで正しいです。
もっと視点を広げると、幸せはそれぞれみんな違うんだよん!
いまのこの状態が楽しくあることが大事なのだ!
それも間違いではないです。
正しいいと思います。
最近、様々な成功に関する本、知識、心の平穏に関する本などが出版されております。
とても良い本だと思っています。
そこには「ある共通点」があります。
〇 今を楽しく生きよう
〇 自分という人間を信じ、愛し、自己実現を高めよう
〇 自分の足あと(生きた証)を残そう
〇 目的も大事だが、そこに至るまでの過程がより大事
では、以下の質問についてすこし考えてみてくださいね。
・今の楽しさは、いったいいつまで続くのだろうか?
・自分を信じ、愛し、実現した人たちはなぜ最後に後悔することが多いのだろうか?
・財産を残し、名声を残したとして、それは幸せと言えるでしょうか?
・頑張って努力しても結果が出ない。それでもホントに幸せを感じることが出来るでしょうか?
日本は戦後、怒涛の経済成長を続け、世界でも類を見ないほどの安全な国作りを進めてきました。
しかし、国民の幸福度はそれに比例せず、ぎゃくに落ち込む結果を生み出しています。
道路が整備され、買い物が容易にでき、不況はあれど、仕事はどこにでもある。
教育の整備、医療整備も充実しているのになぜ・・・。
1981年
マザーテレサが初めて日本に来日しました。
当時はバブル時代。
全国民中流時代とも言われ、貧困がほぼ見当たらない時代です。
しかしマザーテレサはこう言います。
「この国はひょっとして、私の活動しているインドよりも恐ろしい貧困が・・・
心の貧困が広がっていくと強く感じる。」
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
さて、今のあなたの心に、何とも言えない不安がありますか?
言葉には出来ない、しかし、あいまいではなく、
ひしひしと感じる不安。
現代の私たちにある不安は、たとえて言うと、
燃料の切れた豪華客船に乗船し、船内でのたくさんの娯楽を味わっているが、到着する港までたどり着けない状態と言えるかもしれません。
操舵する船員は、未来に待ち受ける不幸を知ってはいるが、それを客には伝えられず・・・。
勢いよく飛び立った飛行に乗っているが、着陸場所が見つからない。燃料は少しづつ減っている。
機長の焦りは乗客に伝えられない。伝えればパニックになり、墜落の危険性がある。
そんな状態であるかもしれません。
具体的に表現はしておりませんが(出来ないとも言えます、すみません)、完全無欠の不幸ががどういうものであるか、感じ取られたことと思います。
この完全無欠の不幸を知ってこそ、完全無欠の幸福へ進む道が見えると信じています。
次回はまた、完全無欠の幸福へ向かう未知について書いていこうと思います。
平日(月から土)午前9時から午後4時まで鑑定面談やってます。
(日曜日時間外出張での面談 要相談)
現在、一日に二件限り(午前・午後)の予約とさせていただいております。
新年度(平成30年4月)からは詳細鑑定のみとまりました。
以前は簡易鑑定、通常鑑定と鑑定メニューを分けておりましたが、
私の性格上、時間や制約付きでお伝えしたいことを途中で切るのは出来ません。不器用ですみません。
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5月8日更新情報
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