突然の「霊感」
私は何がなんだかわけがわからず、ただ単に「疲れてるんだろう」とばかり考え、「見えるモノ」「聞こえるコエ」を「妄想」として捉えていました。
あらゆる病院に通いました。内科、整形外科、心療内科、精神科・・・。
どこに行っても「異常なし」。まぁ、心療内科と精神科では薬をいただきましたが・・・(苦笑)
私は「オカルト」を、ただのエンターテイメントとして見ていました。テレビでの「心霊ドキュメント」とか、「ホントにあった恐い話」とか。
面白い見世物としての興味はあれど、それを現実に存在するものとしては認めず、ある意味バカにさえしていたのです。
ですから、自分に起こっている事象を「病気」と考えていたのです。
でも、或る日を境にそれは一変します。
2010年の3月。息子の保育園の卒園時期でしたね。
その日は土曜日で、妻は仕事に出かけ、私は子守をしていたんです。
夕食の準備をするために台所に立っていたら、やたらめったらめまいと動悸がするんですよ。
「あれ、これはちょっとおかしいな・・・」
当時、はっきりと覚えているのはそこまで。(今は思い出してます)
気がつけば私は病院のベッドに寝ていました。心臓発作です(不整脈)
おかしいと思ったあとの私の行動は、隣に住む親戚のおばさん、近くの病院の看護師、妻が教えてくれました。
おかしいと思ったあと、私は子ども二人を親戚の家にあずけ、車に乗って近くの病院(循環器専門)へ行ったようです。
その病院は土曜日ということもあり、医師が不在でした。看護師さんは、私が立って歩き、しっかりと受け答えもしたことで病状を軽く見ていたようですが、聴診器を私の胸にあてたとたんに「救急車呼んで!」と叫んだようです。
救急車に乗って隊員さんがあれこれ装置を身体につけましたら、「PVC PVC--!連発!」と言ってましたね。
病院のベッド(ERか観察室?)でハッキリした意識になった時、そこには泣き顔の妻の顔・・・だけじゃなく、私の周りに乱れ飛ぶ「わけのわからないもの」のオンパレードでした。(さすが病院)
やがて先生がいらっしゃって、検査結果を聞きまして・・・。
「ヒガさん・・・・・・、不整脈はまだまだ続いてるんですがね・・・・これと言って異常は・・・・ないんです。」
その日まで、私は半信半疑で修行みたいなモノをやってましたが、それは仕方なくです。
だって、当時は「ユタの修行をしてユタにならないと、家族がダメになる」と教えられていたものですから・・・。
でも、この「心臓不整脈連発事件」を境に本気モードに突入するわけですよ。
話もどりまして、病院での話し。
検査結果を聞いた妻、大声で「ウガンごとだよ(拝みの関係)」と・・・病室に響く響く!(かなり恥ずかしかった)
それを聞いた担当の医師・・・。
「あぁ、ヒガさんは『そういう人』なんだぁ・・・、じゃぁ・・・もう・・・お家に帰っていいですよ。」
医師もなかなかのモノ。俺みたいな人が結構担ぎこまれているようですわ。
これが、今思えば最初の試練でしたね・・・。
続く・・・