「チムワサワサーして 落ち着かないんです」
「チムワサワサーして落ち着かないんです」
チムワサワサー…、胸騒ぎという意味の沖縄方言ですね。
沖縄南部から中部に引っ越してきて二年。
夢の一戸建てを購入し、ワクワクで住み始めたのに…。
しばらくして起こり始める奇妙な現象。
ひとりで家に居るのに、何故だか「誰か」に見られている気配がする。
夜中、階段を昇り降りする足音。
耳元でいきなり聞こえてくる服の擦れる音…。
たまるストレス。
理解しない家人達。
風の噂で私のところへいらっしゃいました。
ご縁ですね~。
さて、この家には二つの課題がありました。
ひとつめ
以前の家主の「想い」が残ったままだった。
ふたつめ
依頼主である奥様にある「霊感」が、地域の神様の「想い」に反応した。
ひとつめの課題は、「ウタイコータイ」という手法により、以前の家主に語り掛けました。
「この家。今は○○さん一家がお金を出して買い求めました。以前の家主さん、そういうことなので、あなたの、この『家にかける想い』を○○さん一家に伝え、大事に使ってもらえるようにお話しますね。ですからあなたの今いる場所へ、安心してお戻り下さいませ」
これで終わりました。
ふたつめの課題は、地域の神様達。ヒヌカンや湧神、古琉球時代の按司墓に、ちょっとしたお供え物を捧げて終了。
「ここに引っ越して参りました○○と申します。地所をきれいに大切に使わせて頂きますので宜しくお導き下さいませ。」
ウタイコータイ→世代交代
始まりあれば終わりあり。
縁を切る。別れの潔さ。
新たな場所への出発。
そして、「挨拶」。
この世もあの世も「礼節」は大事であります。
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