ガールズトークは今も昔も変わらない
やっぱり机は欲しいよね~。
女性ならではの楽しみのひとつ。
ガールズトーク。
ファッション、グルメ、恋の話…。
いつの世も変わらない、女性の憩いの場ですよね~。
沖縄県南部のとある戦跡。
そこは、女子学生の悲劇の場。
傷病兵の看護に尽くし、その若い命を戦場に散らしました。
まだまだやりたいことがあったでしょう。
しかし、時代は彼女たちを過酷な運命へと突き落としてしまいました。
さて、その戦跡に足を踏み入れたのは、初夏でした。
生き延びた女子学生の語り。女子学生達の手記。戦争の流れ。様々な展示物。
ふと気がつくと、展示物が少なく、ベンチのある広間にたどり着いてました。
そこで聞こえたかすかな「声」…。
最初は、何を言っているのかわかりません。
声の発する場所も遠くからです。
ですが、悲しみや寂しさのこもった声ではありません。
なんかこう…、なんていうのかしら。
新任の教師がどんな人なのか、遠くから見て値踏みしてる感じといいますかね~。
「何あの人、なんか太過ぎ~。」
「うーん、イマイチだわね~」
「でも、うちらのこと、分かるみたいよ~。」
まぁ、ストレートに言うと、こんな感じ。
失礼なf^_^;
やがて近づく気配。
そして出てきましたよ~。
「学習室が欲しいのですが…。」
「机とかあればみんな座ってお話しできるし、勉強も出来ますし。」
勉強は後付けですね、間違いなく。
「色々ありましたけど、私達はせいいっぱい生きましたよ。」
「これからは、楽しく生きて生きたいです。」
…生きてないのだけどね…、まっ いいか。
もちろん、彼女たちは天に召されています。供養が足りないなんてことはありません。
戦争はダメよ~。
そんな理念がそこに息づいているだけです。
彼女たちはこれからも戦争反対を世間に広めるために頑張っていくことでしょう。
ただ…、「ガールズトーク」の場所が欲しいようで…。
いつの世も、女性たちの楽しみは変わらないのでしょうね。
合掌
関連記事