渡る世間は…
渡る世間は…鬼ばかり…なのか?
昔、どこの村にも1人はいたでしょう。
「知恵袋オバチャン」
または…、
「悩み事解決オバチャン」
今はもう、めっきり少なくなってしまってますよね。
そして、気がついたら、周りは鬼だらけ。
鬼っていうのは大げさかもしれないですけど、少なくとも「味方」ではありません。
競争ばかり、勝負所ばっかり。
勝ち組だとか負け組だとか、そんなんばっかり。
そういう現状を見ながら生きる子供たちってね~、視野が狭くなっていくと思いますよ~。
これはなにも、今に始まったことじゃないです。
戦後の復興の底に息づいていた「信念」は、みんなで幸せになろう。
しかし、1970年代からじわじわと忍び寄ってきた高級思考。
「一億総中流」
さて、みんな幸せになった。
雨風しのげる家がある。日々の食事も衣服もなんとかなる。 水は水道から出るし、風呂も家にある。 カラーテレビ、冷蔵庫、洗濯機もある。
ローンで車も手に入れた。
よし、これからは上流を目指すぞ。
そこから始まる好景気。
ピークを迎える「バブル経済」。
いかに高級を手に入れるか。
いかに新しいものを手に入れるか。
競争、勝負。
人間とは不思議なもので、一度手に入れた「優雅」や「便利」はなかなか手放せないんです。
こんな不景気な時代になっても手放せない。
バブルを知ってる大人達はもがきながらそれを維持しようとします。
そうなりゃもう「味方」なんていませんよ。だって、少ないチャンスを
奪い取ろうとするんだもの。
シェアでなくゲット。
先日、とあるウタキにて拝みしてました。
あとからやってきた数人のオバチャマ達。
聞こえちゃいました。
「あいえー へーくなー うわらんがやー」
※ あらら、早く終わってくれないかね~。
ウタキでも「競争」ですか。
先が思いやられる…。
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