「お前・・・もう帰れ!」

パパヒガ

2014年06月15日 00:17

「お前・・・やりすぎ、飲みすぎ、もう帰れ!」


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先日、とある隠れ家的居酒屋さんで遭遇したちょっとトラブル。


そこは、隠れ家のような居酒屋さん。


こじんまりした店ではありますが、どこかほのぼのとしていました。

店内には、外国人の方がお1人いらしてました。

店の店長さんとその外国人の方は顔見知りなようです。


私は、知人と3人でお酒とおつまみをいただいてました。

その外国人さんともいつのまにかお酒を酌み交わし、会話を楽しみました。


店長さんが私たち「初来店者」のために、新鮮なお魚を「御造り」にして持ってきてくださったときのことです。

外国人さんと楽しく会話していた私たち。

「魚の目は食べられるか?」という彼の質問に、「私は食べない」と答えました。

彼は魚の目が大好きなようです。おもむろにその「御造り」にあった魚の頭の目(生)を食べようとして御造りを乱してしまったときのこと。


「オイ、〇〇・・・・ちょっとおいで」

店長さんは、彼を台所に呼びます。そして・・・


「お前、バカじゃないか。せっかくお客さんのためにさ、キレイに御造りだしたのに、お前は何か、メチャメチャにしてから。」

「今日はもう帰れ! お前、飲みすぎ。帰れ!」

自分のしたことに「ハッと」してひたすら店長に謝る彼。店長はゆるさない。「とにかく帰れ」

「お客さん、本当にすみません。」

彼を叱りながら我々にそう伝えます。

彼の顔は青ざめていましたね・・・。


やがて、「すみませんでした。飲みすぎました。今日は帰ります。ありがとうございました。おやすみなさい」と言って帰って行きました。


彼は40歳代。店長はもうちょい年上。



大人になると、私たちはあまり「叱られない」「怒られない」。


これは「大人」だから・・・ではなく、波風を立てたくないからだ。


しかし店長さんは、店の雰囲気が悪くなるのを承知で彼を叱った。



何故かふと・・・・少年時代のお盆。親戚一同があつまる家で、怒られるいとこ・・・。

そんな感覚が湧き起こります。


私はですよ・・・・なんだか懐かしい気分になったんです。


そして、店のお客さんに・・・


「学校を卒業し、成人になり・・・。社会の出て長くなると、誰も叱ってくれないし、導いてもくれない。自分の努力あるのみなんですよね。だけど、こうやってちゃんと「ダメなものはダメ」と叱ってくれる人が居る。すばらしいことですよね。大人になったら希薄になりがちな人間関係。ですがココでは濃密な人間関係が構築されてますよ。良いシーンでした。」


気がつけば、そう話していました。


店長さんは、再度キレイに御造りを作り直し、私たちにだしてくださいました。


「お客さん、ありがとう」って・・・言っていましたね、店長さん。



こんな感じの人間関係が、まだまだそこにはある。


場を悪くする事態ではありましたが、私はとても「ステキ」に見えました。




人間、まだまだ捨てたもんじゃない。


こういう大人がいらっしゃるんだ。



「ほんわか」したパパ比嘉でした。

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