六徳④・・・この徳の実践が難関

パパヒガ

2014年09月13日 23:32

六徳④ 地域を大切に・・・

現状、一番靴かしいこの項目を、私は「清掃」、「自然を守る」「モノを大切に」と話してます・・・。


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でも、この項目の詳細は、


〇 家族愛を深めましょう

地域の始まりは夫婦から。夫婦仲良くむつまじければ、地域の最小単位である「家族」が形成される。離婚、離婚となる前に、お互いの努力や歩み寄りなくしては、「イヤ」なら捨てるとなりかねない。


〇 隣近所同士の気遣い、思いやり


「向こう三軒両隣」。自分の家の左右に住む家族、そして道向かいの3軒の家族とは仲良くしましょう。それが周りに広がって、お互いの小さな揉め事も皆で解決していきましょう。


〇 地域の心の拠り所、精神世界の財産を守り伝えましょう


地域にはそれぞれ「神」を祀ったモノがあります。それは森だったり、井戸だったり、湧き水だったり、海神だったり、火の神だったり、地域出身の武士だったり、賢徳者だったり・・・。

そういったモノを誇りにし、後世に伝え、存続していきましょう。






いかがでしょうか。

この六徳④の実行は、大変な難関でありますの。


埋もれた拝所、忘れ去られようとしているウタキ、ムイ・・・そして、次世代へ教え導く人材の枯渇。

そうなんです。沖縄の伝統文化は、組み踊りやエイサーなどの芸能文化だけではなく、心の拠り所としての精神文化の継承もするべきだと思っています。

「井戸」ってね・・・。私たちの先祖たちを「生かしてくださった」大切な命の「つなぎ」なんです。

いまでこそ蛇口をひねれば真水がでてきますけど、昔はですね。真水っていったら貴重品。

井戸だから「真水」でしょ!って思うでしょ。

ですが、海に近いところにある井戸には、「塩水」が混じる事だってある。

それでは植物は育たないし、飲料としても役立たない。

また、大きな川(水源)の少ない沖縄です。

水は命でありました。


私の地元にも、とても大事な井戸があります。その名を「腰当川」と言います。


いまから約400年前。大変な日照りで畑は乾き、あちこちの井戸が枯れてしまう中、その「腰当川」だけは冷たい水がこんこんと湧き出ていて、村人の命を救った井戸なんです。

さて、その井戸が今どうなっているか・・・


大きな道に面した森の中・・・雑草生い茂るやぶの中で誰も訪れることなく、掃除もされず・・・ひっそりとあります。


おそらく、地元の人でもその井戸の存在を知る者はほとんど居ないでしょうね。

知っていた方々はもうほとんどいらっしゃいません。


そんな「命のつなぎ」をしてくださった井戸の神を祀る人は皆無。


どうやってそれを知らしめるのか。


次世代へと継承させていくか。


大きな大きな課題であります。


これを簡単に完遂する方法・・・・とは。




もしも、「開発」などでそのウタキのある場所が対象になった時、どう保存すればいいのだろうか。


管理者のいないウタキや拝所が「何かしら」の事由で、撤去、または移動することになってしまったら・・・。


「まさか・・・そんなことあるわけないじゃん」・・・そう思う方もいらっしゃるでしょう。


しかし楽観視できない状況が、やがてやってくるでしょう。それも近いうちに。



なんとかせねば・・・。




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