2018年07月09日
「違う」ことは「間違い」なのかそれとも「変わる」ことか?
皆様こんにちは。パパヒガです。
台風8号が宮古八重山地域に向かっているようです。
強い勢力を維持し、明日接近です。
命を守る行動をしてください!
現代の情報社会は、私たちの命を守ってくれる情報もたくさんあふれており、上記のような台風災害情報も、
スマホやテレビやラジオ等で、いくらでも手に入ります。
そこで得た情報を活用するのは「人それぞれ」。
避難が必要か、不必要なのかの判断は、あなた自身の決断にかかっています。
さて、そういう目に見える、耳で聞こえる情報は瞬時に受け取ることが可能であり、
共有して他者の役に立てられたりするわけです。
しかし、目に見えない、耳に聞こえない情報もこの世にはありますね。
例えばそれはこういう感じですかね・・・
〇 本当に儲かる方法
〇 失敗しないダイエット方法
〇 病気知らずの健康の作り方
本当に儲かる方法というのは、本当にあると思います。
収賄、脱税などによって社会的名誉を奪われたとある経営者が、
数年後にはまた復活。大金を稼ぐ経営者になっている事例はたくさんあります。
どんなに食べても、どんなに運動しなくても、それでもしっかりと痩せることが出来る方法が
この世には存在しているハズです。
実際、テレビや映画に出ている方たちが、役作りなどで急激に痩せたり、
逆に太ったりしていても、すぐに元の体型に戻っってます。
激しい運動とか、食事管理されてるんじゃないの?って思いますが、
それであったとしても、しっかりと「結果」が出てるわけです。
健康に関しても同様だと思います。
病の原因、老いの原因を見極め、それを回避する食事、食材の選定を
しっかりと管理しているセレブは、この世にあふれるほどいるでしょうね。
それはきっとすべて・・・・
お金があって出来ることなんじゃないの?

それはそうかもしれません。
ですが・・・
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それには、
どうやったらお金が設けられるかに
気づいた人だから
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そういった「利得」を得られるキッカケがあったからですよね、きっと。
私が学生時代の頃のお話です。
私は幼少期から剣道をしていました。
身体の弱かった私は、体質改善を目的として剣道を
させられました。
当時、私の通っていた剣道教室は、技術の向上よりも礼儀作法と基礎を重視していて、
試合形式の稽古が始まるまで、一年以上も基礎練習と礼儀作法を身につけさせられました。
挨拶の仕方、先生、先輩への態度。立ち居振る舞い、言葉使い。正座の仕方。座禅。
竹刀の持ち方、振り方。足の運び、打突の方法など、一人練習が一年以上です。
それからやっと防具を付けて練習する資格を与えられ、初めて試合をしたものでした。
皆同じような色の防具を使い、皆が同じような打ち込みの仕方、突進の仕方でした。
その頃になると、試合が面白くなってきて、「やらされている」という感覚は少しづつですが薄れていきました。
勝つことが面白くなってきていたからです。先輩にも試合で勝ち始め、強さを楽しんできていましたね。
とはいえ、練習は相変わらず厳しく、イヤになって辞めようと思ったことは星の数。
そんなある日、一人の練習生が教室に加わります。
一歳上の人でした。
初めてその人を見たときは、教室全体に「驚愕」が広まったことを今でもハッキリ覚えています。
当時の私たちの道着や防具は、紺色一色でしたが、その人の道着や防具は、
白色の道着に紺の袴、防具は本当に真っ白。
違和感バリバリでした。
それでいてめっぽう強い。
私の先輩方は白い新入生にことごとく負けていきました。
かくいう私も「「惨敗」の連続。
一本も白い新入生から取れません。
一気に教室のトップの地位を数日で手に入れたのです。
私はどうしてもその白い新入生に勝ちたくて勝ちたくてしょうがなく、
いつにも増して稽古に励みました。
それでも、勝てません。先輩たちも勝てません。
一か月、二か月・・・半年、一年後も変わらず勝てません。
勝てないとあきらめる同級生や先輩がほとんどとなり、
先生方も白い新入生がこの教室の不動のトップと認めていたことでしょう。
でも、それでもなお、私は悔しくて悔しくて諦めきれず、
基礎から逸脱した卑怯な手を使ってみたりもしました。
※ 当時は「突き」「逆胴」、「上段の構え」「下段の構え」などの変異技は禁止。
それでもダメ。
そこで次に、基礎から逸脱せず、しかしながら、試合でも認められる技はないかと調べました。
市立図書館で剣道の歴史や流派別の技をしらべたり、
剣道の専門誌を調べたりして研究していました。
するとあるとき、80歳の剣道師範の事が書かれている記事を見つけました。
その師範は、80歳という高齢でありながら、年齢の若い師範たちを次々と打ち負かす。
老齢で動きのにぶい身体を持ちながらも勝つのです。
その方が写っている写真に注目しました。
彼の構えは普通の中段の構えだったのですが、
竹刀を頭より下に振り上げて打突する瞬間に特徴があったのです。
※分かりにくくてスンマセン。
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担ぎ技(かつぎわざ)
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その技を取り入れ、一人でせっせと練習しました。
稽古が終わった夜、自宅の駐車場の暗がりで、車のガラスを鏡にして、
素振りと振り上げを何度も何度も繰り返し練習しました。
数か月後、剣道教室主催の大会が開催されました。
試合形式は二つのグループに分けての勝ち抜き戦。
私は赤のグループに入りました。両グループ合わせて総勢60名近く。
私はそこの中盤。小学校4年生の時でした。
白い新入生はグループの大将。一番最後です。
試合は3分三本勝負。二本先取、もしくは制限時間までに一本取っていればオッケー。
私の順番が来るまでは、多くて二人勝ち抜けという状況です。
3分とはいえ、激しく集中して動きまわりますから一試合だけでもヘトヘトになります。
いよいよ私の順番。相手は一人勝ち抜けの相手。
今までの対戦でも私が勝ち越していました。
その試合は秘密の「技」を出さずに勝ちましたが、二人目の相手と試合している途中で疲れてきました。
それでも「技」は使わず、なんとか勝ち抜け。
三人目のとの試合途中で転んでしまい、足をひねってしまいました。
私はどうしてもあの白い新入生まで勝ち抜いて、勝負したいと思っていました。
あと9人です。
私は隠していた「担ぎ技」をそこで出しました。
「始め」の審判の声とともに、担ぎ技で即効勝負にでました。
あっというまに相手の面が入りました。
相手はまったく動かないままに、気づいたら一本取られていたわけで、
何が起こったのかわからないようなあっけにとられた表情をしていました。
私は審判員の顔を見ました。
この技がダメなのかどうか、審判の表情で判断しようと思ったからです。
審判員の表情に変化はなく、その瞬間に「これはイケル」と自信がついたのです。
二本目も、「始め」の声がかかった瞬間に面を決め、即効で試合終了。
次の試合まで試合場で立っていた私の後ろで、教室仲間と見に来ていた保護者のザワツキが聞こえます。
「なんだあの技は?」
「あれは使っていいのか?」
さすがの私もまずいかなと思いました。
そこで、その教室の大先生(当時70歳の長老)の顔を探し、その表情を見てみました。
大先生も私を見ていました。
私は軽く頭を会釈のように下げて「使っても大丈夫でしょうか?」という気持ちで目で合図。
すると、大先生は大きくうなずいてくださいました。
「それでいけ!」と言われているようでした。
その後の試合は、白い新入生まで一気に勝ち抜けることが出来ました。
試合はすべて30秒以内で。
それでももう疲労はピークに来ていて、足が動かないような状態に。
いよいよ白い新入生が私の前に現れました。
臆することなくどうどうと立っています。
相変わらず白い道着に白い防具。
ここまで勝ち抜けたことに自身を持っていた私でしたが、どうにも身体が動かない。
短時間での一発勝負に出ようと決めました。
今までの相手はすべて、自身に何が起こったのかわからないような状態だった。
私の振り上げも打突の仕方もタイミンも、全部見ていたはずなのに対策が出来なかった。
大丈夫だ、今なら大丈夫だ!
白い新入生と試合場で相対し、お互いに礼をして竹刀を構える。
よし、イッタレー!
私は全体力と気合を入れて白い新入生に向かっていきました。
私の予想通り、試合は30秒あまりの短時間で決しました。
全試合が終わり、私は敢闘賞を頂きました。14人勝ち抜きです。
白い新入生は、私との試合ののち、私のグループの全てに勝ち抜け(10人)ましたね。
つまり、私は白い新入生に短時間で完敗したのです。
白い新入生は私から二本の面を、「担ぎ技」を使って奪い取ったのですね。
私はみんなと違う方法で勝ち抜きました。
白い新入生はその「技」を見て、それをすぐに「真似て」私から二本の面を一瞬で奪いました。
白い新入生は見た目から違っていましたが、技まで変化させて使う持ち主でした。
「違う」ことはダメではなく、それが有効な手段であれば積極的に活用する。
白い新入生は何もかも「変わりずくめ」の男でしたね。
彼はその技を使って「変わる」ことを瞬時に選択し、
瞬時に見て学び、
きっと頭の中でイメージして練習したのでしょう。
それが出来たのも、基礎と変化する勇気を持っていたからだと
今になってつくづく思います。
さて、ながくなりましたが、私がお伝えしたかったのは、
「違う」ということがあったとしても、それが「間違い」ではなく、
基礎をしっかりと伴っていたなら、それは「変化して」向上する最高の手段になりえるということです。
今の人生がなかなかうまくいかない。
なんとか変わりたい。
そんな時、今とは違う意見や知識、知恵と行動を取ることで、
予想していなかった未来を創造できると信じています。
それをお伝えしたく思い、この記事を書かせていただきました。
長文・駄文をお許しください。
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