2013年12月12日
七つ墓 那覇市
ジュンク堂書店の近くに・・・
ジュンク堂書店の近くに「七つ墓」という場所がある。
初秋のある晩、近くでイベントがありまして、まぁ夜中ではあったんですが、ちょっと寄ってみました。
ここは「飴幽霊」だったかな・・・そんな幽霊話の発祥の地。
昔、昔、ある晩のこと。
一人の女が、ある店に飴を買いに来た。
ひとつだけ買っていった。
次の晩も買いに来た。その次の晩も・・・また次の晩も・・・。
不思議に思った店の主人は、或る日、女の後をつけて行った。
村はずれの道をゆっくりと歩く女。
やがて、脇道にそれる。
あわてて後を追うが、もうその姿はない。
「・・・・・・・・ん?」
しかし、遠くから何か聞こえる。
主人は、その脇道を進んでいった。
するとそこにあったのはお墓。
聞こえるのはなんと、赤ちゃんの泣声。
しかもそれは墓の中から聞こえるではないか。
墓を開けてみると、そこには赤ん坊が泣いていた、そばには、あの飴を買いに来た女の屍が横たわっていた。
有名な話であります。
その舞台となったのが、この七つ墓。
七つ墓に着いたのは、夜11時すぎ。
悲しいことに、七つ墓のすぐそばでマンション建設工事が始まっていた。
そこには恐さは消えうせかけていた。
あの母親は今もそこにいるのだろうか。
今のこの那覇市の喧騒をどう考えているのだろうか。
立ち去る私の背中に吹いたやさしい風の感触を、今でも覚えています。
数ある幽霊話のなかで、好きな話のひとつであります。
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ジュンク堂書店の近くに「七つ墓」という場所がある。
初秋のある晩、近くでイベントがありまして、まぁ夜中ではあったんですが、ちょっと寄ってみました。
ここは「飴幽霊」だったかな・・・そんな幽霊話の発祥の地。
昔、昔、ある晩のこと。
一人の女が、ある店に飴を買いに来た。
ひとつだけ買っていった。
次の晩も買いに来た。その次の晩も・・・また次の晩も・・・。
不思議に思った店の主人は、或る日、女の後をつけて行った。
村はずれの道をゆっくりと歩く女。
やがて、脇道にそれる。
あわてて後を追うが、もうその姿はない。
「・・・・・・・・ん?」
しかし、遠くから何か聞こえる。
主人は、その脇道を進んでいった。
するとそこにあったのはお墓。
聞こえるのはなんと、赤ちゃんの泣声。
しかもそれは墓の中から聞こえるではないか。
墓を開けてみると、そこには赤ん坊が泣いていた、そばには、あの飴を買いに来た女の屍が横たわっていた。
有名な話であります。
その舞台となったのが、この七つ墓。
七つ墓に着いたのは、夜11時すぎ。
悲しいことに、七つ墓のすぐそばでマンション建設工事が始まっていた。
そこには恐さは消えうせかけていた。
あの母親は今もそこにいるのだろうか。
今のこの那覇市の喧騒をどう考えているのだろうか。
立ち去る私の背中に吹いたやさしい風の感触を、今でも覚えています。
数ある幽霊話のなかで、好きな話のひとつであります。
Posted by パパヒガ at 23:22│Comments(2)
│幽霊についてのお話
この記事へのコメント
少し前までジュンク堂のビルに大手電話会社のコールセンターが入っておりました。
そのコールセンター勤務者(沖縄県出身者、以外含めて)ほとんどの方(数百人規模で勤務者いました)が”飴幽霊”については知っていましたよ♪
マンション建設等で、その土地の昔の面影は消えつつあり、寂しさもありますが、人の心の中にはしっかりと伝承されています。
ウガンジュが減り、結界も弱くなっているのは私たちのような一般人でも感じる事ですが、人の心の温かさは「まだ残っている!し、繫がっています!」
※お体をお大事になさって下さい。応援しています(^▼^)
そのコールセンター勤務者(沖縄県出身者、以外含めて)ほとんどの方(数百人規模で勤務者いました)が”飴幽霊”については知っていましたよ♪
マンション建設等で、その土地の昔の面影は消えつつあり、寂しさもありますが、人の心の中にはしっかりと伝承されています。
ウガンジュが減り、結界も弱くなっているのは私たちのような一般人でも感じる事ですが、人の心の温かさは「まだ残っている!し、繫がっています!」
※お体をお大事になさって下さい。応援しています(^▼^)
Posted by コールセンター勤務者 at 2013年12月13日 22:08
コールセンター勤務者さん、こんばんは。
コメントありがとうございました。
なるほど、やはり飴幽霊は有名人なのですね。
嬉しく思います。
恐いだけが幽霊じゃないんです。
人の温かさ、命の尊さは、生きてる人にとっても、亡くなった人にとっても等しく同じです。
ウガンジュが減ったとしても、それを悲しむ人々が増えてくれるだけで十分かもしれません。
「忘れ去られる」のだけは避けたい。
「そこには、〇〇があったよ」と、人々の記憶で語り継がれて欲しく思います。
体、大事にします。(イジメっぱなしですわ)。
お気遣い頂きましてありがとうございました。
コメントありがとうございました。
なるほど、やはり飴幽霊は有名人なのですね。
嬉しく思います。
恐いだけが幽霊じゃないんです。
人の温かさ、命の尊さは、生きてる人にとっても、亡くなった人にとっても等しく同じです。
ウガンジュが減ったとしても、それを悲しむ人々が増えてくれるだけで十分かもしれません。
「忘れ去られる」のだけは避けたい。
「そこには、〇〇があったよ」と、人々の記憶で語り継がれて欲しく思います。
体、大事にします。(イジメっぱなしですわ)。
お気遣い頂きましてありがとうございました。
Posted by 霊感パパヒガ
at 2013年12月13日 23:38
