忘れがちな「つながり」・・・今そこにある「幸へのつながり」

パパヒガ

2017年12月09日 12:19


皆さまおはようございます。

パパ比嘉でございます。


仕事についての鑑定面談でいらっしゃる方の相談内容として・・・

〇 自身の仕事の適性について聞きたい (現職継続か、転職か)

〇 自身に適する職種について聞きたい (適する職種はどういったものがあるか)

〇 自身の会社・企業でうまくやっていくには (社内・企業内での人間関係)

〇 会社・企業の今後の展開について  (事業拡大・縮小について)


・・・などなど。


そういったご相談の中で最も多いのが、適職や転職についてでございます。

ご依頼者の性分(性質)、運質(運気の質・流れ)を見させていただき、そのうえで適していると思われる職業、転就職の時期のお話しをさせていただいております。

鑑定面談後のご依頼者の感想としては・・・


〇 以前に従事していた職はとても自分に合っていた気がしたが、鑑定面談で腑に落ちた
※ 適職を一度経験し、その時のことを再検討した時に出る言葉ですね。

〇 転職を考えていたので、踏ん切りがついた
※ 性分や運質に合わない場合、ご依頼者自身の「違和感」が増大することがあります。これは守護者からのお伝えであるときが少なくないです

〇 生活や年齢のために転職は難しいが、今現在の会社・企業内での自身の性分の強みを生かしてみようと思う。
※ 企業には様々な「役目」が存在します。営業・企画・経理・人事など、自身の性分に適した「役目」を精査し、前進することで幸への導きを得られることは多いです。



本日は、そういった「適職探し」において、「意外」ともいえるヒントをお話ししたく思います。

長文になりますので、お時間あるときにゆっくりとお読みくださいませ。


仕事探しをするときは・・・


〇 自分で探す

〇 人の意見を聞く


この二つが主流ですよね。


わたくしパパ比嘉、学生時代からとある「職業」を目指して頑張ってきましたが、残念ながら実りませんでした。(自分で決めた)

その後、か~な~り挫折。

回りの方々から(知人・友人)から様々な職種の紹介を受けました。(人の意見)


そして、今のお仕事(自分でもない、知人友人でもない、大嫌いだった世界の人ではない方からの勧め)に就くわけですが・・・。


以下のデータは、米国の大学が、「キャリア決定に関わる論文」のなかで発表されたものです。

ハリウッド(ロサンゼルス)に居住するセレブ達に対した質問の中で・・・

今の仕事に就いた「キッカケ」を教えてくださいという質問をしたところ、

自分とは「縁のないと思われる」人から受けた影響で、今の仕事に就いた。

・・・そういう答えがかなり出てきたのだそうです。

なんとそれは、「自分で決めた」という答えを上回る結果となったのです。


米スタンフォード大学のマーク・グラノベッター博士の論文で、「弱い紐帯の強み」というものがあります。


Granovetter, Mark;(1973)"The Strength of Weak Ties" マーク・グラノベッター博士(スタンフォード大学)「弱い紐帯の強み」著者


「弱い紐帯の強み」とは、米国の社会学者マーク・グラノヴェッターが発表した社会的ネットワークに関する仮説です。グラノヴェッターによれば、新規性の高い価値ある情報は、自分の家族や親友、職場の仲間といった社会的つながりが強い人々(強い紐帯)よりも、知り合いの知り合い、ちょっとした知り合いなど社会的つながりが弱い人々(弱い紐帯)からもたらされる可能性が高いといいます。これを「弱い紐帯の強み」の理論と呼びます。



有益な情報は“親しくない人”がもたらす


「弱い紐帯の強み」の概念が示されたのは1973年。米スタンフォード大学のマーク・グラノヴェッター博士の同名論文『The strength of weak ties』によって発表されました。

社会的つながりが緊密な人より、弱い社会的つながりを持つ人のほうが、有益で新規性の高い情報をもたらしてくれる可能性が高い

・・・「弱い紐帯の強み」と呼ばれるこの傾向は、案外、多くの人が感覚的・経験的に理解しているところではないでしょうか。

例えば、家族や業界人同士など自分と強いつながりを持つ人たちは、同じような環境、生活スタイル、価値観を持つ場合が多く、

そのため、情報入手ルートも重なりがちです。

そこから得られる情報は自分の手持ちの情報と同じか、たいして代わり映えしないことが少なくありません。

一方、自分とのつながりが弱い相手は、自分と異なる環境や生活スタイル、価値観を持つため、

自分が知り得ない、それゆえに新規性が高く有益な情報をもたらしてくれる可能性が高いというわけです。

グラノヴェッター博士は1970年、米ボストン郊外に住むホワイトカラーの男性282人を対象に、就職先を見つける際に役立った情報の入手経路を調査しました。

その結果、調査対象者のうち16%は、会う頻度の高い人、つまり社会的つながりの強い人からの情報で仕事を得ていましたが、

残り84%はまれにしか会わない、社会的つながりの弱い人からの情報で就職していたことを見出したのです。

また、そうした「弱い紐帯」からの情報で就職した人のほうが、満足度が大きいことも明らかになりました。

グラノヴェッター博士は、「弱い紐帯」は「強い紐帯」同士をつなぐ“橋”として機能し、

価値ある情報が広く伝わっていく上で非常に重要な役割を果たすと述べています。

強い紐帯で結ばれるコミュニティーは、同質性や類似性が高いため、求心力ばかりが働きがち。

その結果、コミュニティーは孤立し、新たな情報が入りにくくなるのです。

確かに親しい相手とは、会う機会こそ多いものの、たわいもない話題を交換しているだけということが多いのではないでしょうか。

こうした風通しの悪さを打開し、新たな情報を入手して広く共有するためには、閉鎖的なコミュニティー同士を結びつける橋として、

「弱い紐帯の強み」を活かす必要があると思われます。


価値ある情報(職の決定を含む)は、自分の回りからではなく、自分とは縁遠いと思われた場所に転がっている可能性は大きいわけです。

見落としている「ご縁」、忘れがちな「つながり」を、再度検証することは、隠された幸への道へとつながっているかもしれませんよ。


寒い週末になりそうです。

皆さまくれぐれもお体ご自愛くださいね。


沖縄県恩納村事務所のパパ比嘉から皆様へ!


ここまでの長文にお付き合いいただきましてありがとうございました

関連記事