昔のユタさん

パパヒガ

2015年02月04日 09:25

ユタ・・・沖縄の伝統的シャーマンですよね。

霊力を使って人々の悩み苦しみを解放するお仕事。


なのに、現在はどうなんだろうか。


なんだか、悩みを増やしてしまっているような気がしますよ。


修行中のこと


昔むかしのユタさんたちがどういう動きをしていたか。


人々に対し、どんな対応をしていらっしゃったか。


今はどうしてか「拝み」が中心になってる気がするのは私だけ?



今はお亡くなりになりましたとある高齢のユタさんの話しです。


「昔ね、とても面白いユタがいたさ。私もあんな風になりたかったけどね・・・」


このユタのおばぁとは、よくお茶したものです。

いつ行っても家に居るし、温かく迎えてくれました。

おばぁの家族も温かく迎えてくれましたね。


おばぁが亡くなって、足が遠のいちゃいましたけど、いまでもあの古びた家に家族仲良く暮らしているようです。


さて、このおばぁが言った「面白いユタ」とはですね。


「あのユタはね、相談相手と話しをしながら解決するわけ。スゴイなぁと思ったさー」




ユタが今のように儀礼や過去透視がメインになる前、ユタの仕事といえば、地域の知恵袋のような存在だったと思われます。

子育て、夫婦関係、人間関係、仕事のしかた考え方・・・


今で言う「相談員」「カウンセラー」のような存在。


イヤ、それほどたいそうな肩書きではないのかもしれない。


「あぁ、困ったな・・・どうしよう。


そうだ、あのおばぁなら教えてくれるかも!」



悩みが重大化する前に相談できる相手。

取り返しがつかない前に相談できる人。



ユイマール(助け合い)が人の心に根付いていた頃。


人に迷惑をかけてはいけない・・・・・ではなくて、「助けて」と言える地域、世の中。


「助けて」と言う前に相手を気遣うと言った方がいのかしら・・・



「アンタよ~、顔色悪いよ~、大丈夫ね。なんで・・・



何があった! 


話してご覧!





〇〇会・・・・


かつて、ユタの免状なるものを発行していたユタの集まり。


実際に見たことあります。「ユタの免許証」です。


そこで学んだユタさんに会いました。


「箱に何が入っているか当てる練習があったわけ。紙に文字書いて箱に入れて。そして当てるわけ、なんて書いてあるか。」


透視力を磨く練習だったものと推測されます。


それも大切な力だと思います。

私にはありませんが・・・。


雨の午前・・・面談前のつぶやきでした。

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