「あの・・・とにかく、アイツだけには本当に注意しなければ・・・」
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昔から言われています。
死んでる人間より、生きている人間の方が恐いよ・・・。
死んでるモノとして私が恐れているモノで、「
ハダカユー」という憑物の話を以前しましたよね。
あれと
匹敵する憑物があります。
つくづくヤツラには手こずる。本当に手こずる。しかも変幻自在。惑わす。迷わせる。非常に
厄介なモノ・・・
「生霊」
こいつらは本当に大変です。
以前、
あるヒトの紹介で、二人の初老の女性を鑑定したことがありました。
二人とも「ユタ」にならないといけない運命であると、とあるユタさんに言われ、なんとかして修行をしてきたが体調不良が続き、なかなかままならないという相談でした。
一人の鑑定を終え、もう一方を鑑定していましたら・・・我が百太郎先生は
何も言わない。答えない。まったくの無視。
あれ・・・この方は「
ユタ修行者」なんだろ・・・なのに何もって・・・・。
私は正直に答えました。
「何も・・・出ませんね・・・」
そしたらばです。鑑定を終えた方の女性が言いました。
「このヒトの後ろついている神様の方が、ヒガさんの神様より位が高いから言葉がでてこないわけさ~」・・・と。
ユタの世界において私がもつ疑問として、「
神様の位」というのがありますが、これはナンセンスです。(これについての詳細はまた次回に)
ん・・・なんだ、何を言い始めるんだ。と思っていたら、今度は鑑定中の女性が突然口を開きます。
「
私は知っていた。あなたからは何も言われないとしっていたさ~。はぁ・・・悲しい、辛い。でも分かった・・・。」
「私は
彼女を助けるためにココに来ているんだと・・・。」
ハイ・・・・・?
誰を助けると言ってるんですか?
「このヒトをさ・・・・」彼女の指差す位置にいた女性は、この二人の女性を紹介した「
あるヒト」でした。
そして続けざまに言います。
「ヒガサン。
アンタはこのヒトを一生懸命助けるんだよ。いつも助けてあげるんだよ。」・・・
その時の私は「ハイ」と答えました。 そうか~、それもありかなと思っていたんです。
私は「
あるヒト」に恩義があり、大変敬っておりました。
鑑定は終了。一人は満足してお帰りになられましたが、もう一方には残念な想いでお見送りいたしました。
私も家に帰り、その日の反省です。
お風呂に入りながら反省です。
頭を洗いながらしばらく考えます・・・・。
「
おい、気がつかないか・・・?」 百太郎先生です。
「ん?・・・何がですか・・・?」
「
わからないか」
「わかりません・・・」
「
これだ・・・『
アンタハ・・・コノヒトヲ・・・タスケルンダヨ・・・』・・・
わかるか?」
私はしばらく頭を洗いながら考えます。
何だろう・・・ここの何がおかしいんだろう・・・何だ・・・何だ・・・・!? ハッ!・・・まさか・・・。」
「
そうだ、それだ!」百太郎先生がそう言いました。
もし、あの老婆に
「ホンモノ」の神様がついていたら、
絶対に言わないセリフなんですよ。
神様は関わる
全ての人々を助けたいんです。まちがいなくそうなんですよ。
だから、「特定の人」を「名指し」で助けろとは絶対に言わないんです。
もし、
ホントの神様がついていたら・・・
「万人を教え、諭し、救え」と言うんです。コレは間違いない。
その老婆に憑いていたのは神様ではなく、紹介者であり、私が恩義を感じている
「あるヒト」の生霊だったんです。
「あるヒト」にはちょっと
よくない性格があるのですが、私としてはそれほど問題に感じてはいませんでした。
しかし、「
いいヒトに見られたい」、「
見返りが欲しい」、「
尊敬されたい」などの
「徳」を生まない欲が暴走すると、他人を巻き込んだ
生霊となります。
生霊はヒトを操り、自由自在に動き回ります。
また
変幻自在でもありますから、怨霊みたいに化けて人を陥れようとしたり、神様のように化けてヒトにとりつき、生霊を飛ばした張本人に仕えたりします(新興宗教、生き神様などが使う場合あり)。
その場で気付かなかったのは、私の「
先入観」です。 「アノヒトニハ オンギ アル・・・」
生霊は、ありとあらゆる手を使ってきます。本当に厄介なモノ。
この問題に関して、私はあれ依頼関わっていません。
生霊は、「
諸刃の剣」です。 相手ばかりか、
本人も傷つくことが多いです。
いつか必ず「罰」が下ります。
因果応報です。
いいですか、みなさん。
生霊は、いったんその「念」が解き放たれるとですね、
「暴走、巨大化」します。
そして、その「念」はやがてこう思います・・・。
「
オレが本体の変わりに動いてやってるんだ・・・本体よ・・・見返りは・・・?」
もちろん見返りを要求されてるとは知りません。本体はしらんぷり。
でも、必ず「見返り」は要求してきます。必ず・・・。
生霊を飛ばす例として
、「あいつがうらやましい」 「あいつが憎い」 「あいつさえいなければ」 「あいつみたいになりたい」
ひがみや憎しみを込めて放つ想いは「生霊」に変化しますよ。
そんな時、
「あぁ、イカン イカン。
人は人。自分は自分だー!」と省みることを忘れないようにしてください。
わかりますか?
もう一度言います。
自分が放った生霊は、見返りを求めに必ず自分に返ってきます。
それも・・・
10倍返しでね・・・。
その時、何が起こるか?
最悪の状況まで気付かないで生きるか。
それとも、改めて生きるか?
さぁ、どうする?