過去は変えられない
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「ご先祖様のたたりですね」「怒ってますよ」「このままだと一家離散」・・・だから拝みをしましょう。
そういうことをユタさんに言われ、ビビッた方々も少なくないでしょうね。
さて、「この拝みはどういう拝みですか?」と質問した方はいらっしゃいますか?
「ご先祖様からの力を借りるため、ご先祖様をキレイに供養して、お力を借りましょう」
そうくると思います。
確かにそれも一理あります。
でもね・・・、ご先祖の力を「借りる」のではなくて、「ご先祖様、一生懸命生きていきます。私がココにいるのはあなたがたのおかげです。メチャメチャ努力して、この家を盛り上げていきます。 皆さんが頑張って家を守ってこられたように、私も頑張ります」ってね・・・。
ご先祖様方、私はあなた達を「忘れてはいませんよ」、この一族の誇りをもって頑張りますよ、って態度が重要だと思うんです。
たとえどんなにお金があって、生きていく上で何の苦労も無いが、家族関係が冷え切ってしまっている家のご先祖様は・・・・。
「あぁ・・・家の中に笑顔がないなぁ・・・どうしたんだろう。大丈夫かなぁ・・・」って思うでしょう。
たとえお金が無くても、家族の中に、家の中に、いつも笑いがあって、冗談が飛び交っていて、仲良く暮らしている家族のご先祖様は・・・。
「よしよし、仲良くやるんだよ。よーし、ご先祖の意地と誇りとプライドで、この家族をなんとかせねば!って思うでしょう。
ご先祖様って何? 守り神? 何?なんなの?って思う方も少なくありません。
このことに関してはただ一言だけです。
あなたがここにいるのは、ご先祖様たちが様々な人との出会いを繰り返し、愛と希望を追い求めて繁栄をした結果、あなたの両親が出会い、そしてあなたが生まれたからココにいるわけ。
これは偶然ではなく、必然だと思いますよ。
何故、一人の男と一人の女が出会い、それが愛となって結ばれ、家族となっていくのか。
これも巡り会わせです。その家系にとって足りない何かを補うために遣わされた男と女。
「この家をなんとかしてくれよ!」との思いでめぐり合わされた二人です。
昔と比べて「心の余裕」と「お金への欲望」が拮抗している時代になりました。
誰にも頼れない。誰にも弱みを見せてはいけない社会構造。
勝つか負けるかで判断する将来像。 子供達は「お金儲け」の教育を小さいころから仕込まれてきているように感じます。
同じ血縁の兄弟姉妹でさえ勝負に巻き込まれる。比較される。「負けるな」とだれかれともなくムチを打たれる。
そうじゃない。助け合いっていうのはそうじゃない。
私たちは、お互いを思いやって生きることができるハズ。
戦前の話です。(ご老人から聞きました)
むかし、北部のある村で、とても頭のいい。勉強のできる子がいました。
でも、その子の家は貧しくて、学費を支払うことが出来ずにいました。
村の長老は、「この子は村の宝物だ。学費は全て私が出そう。返さなくていい。いつかりっぱになって故郷に錦を飾ってくれ」とのことで莫大なお金をその子に差し出したという話。
やがてその子は教師になり、村の子たちの教育向上に励んだそうな。
こんな話はね、以前の沖縄、イエ、日本中のあちこちで・・・イヤイヤ・・・世界中のあちこちにあった話だと思います。
地域のため、子孫繁栄のための行ない。
人の出来ることを全てやりつくしてなお心配はあるわけです。そこで登場するのが神様仏様、ウタキ様。
ご先祖様方の願いはただひとつ。
子孫繁栄です。子孫達の笑顔です。
決して呪ったりはしません。(特別な例外はありますが、めったにありません)
いいですか。ご先祖様は「恐い」ものじゃありません。トートーメーもやっかいなシロモノでもありません。
むしろ、私たちの幸せを願う「スタッフー」です。
仲間です。
生きている人も仲間。死んだ祖先も仲間です。
ただ、年上なんで、タメ口はやめましょうね。年上の先輩ですからね・・・。死んだ人にも礼儀あり!なんつって!
ご先祖様の願いは常に、子孫繁栄です。