医学をないがしろにしてはいけない

パパヒガ

2013年11月24日 21:59

「こういう薬を飲んだら、キチンとした判断が出来なくなるから飲まないで」

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私を指導してくれたユタさんはそういうことは一切言わず、「ちゃんと病院にも行かないとダメよ~」と常に言っていた。

まぁ、これは精神的な病院へ行けというものではなく、特定健診などの健康診断にである。

このユタさんに会うまで、十数人のユタさんや霊能者さんとお会いしてきました。

「こういう薬を飲んだら、キチンとした判断が出来なくなるから飲まないで」

・・・これは、鑑定依頼者から聞いた言葉です。

彼女は、めまいや頭痛などの体調不良が続き、内科、脳神経外科、耳鼻咽喉科、循環器科、あちこちにて検査を受けたそうです。
まぁ、結果は健康体。ストレスのせいだろうと、心療内科へ通院。安定剤と睡眠導入剤を処方されました。


彼女の知人からの話で、ユタみたいな人がいるという話を聞き、もしやと思った彼女はその知人と一緒にユタみたいな人のところへ行ったそうな。

そこで鑑定を受け、出てきた言葉がこれだ。

「こういう薬を飲んだら、キチンとした判断が出来なくなるから飲まないで

「あなたの先祖霊が怒っている。だからキチンと拝みをしなければならない。」だそうです。

そこで、彼女は薬を止め、そのユタみたいな人と県内あちこちで拝み巡礼をしたそうです。

しかし、なかなか治らない。

ユタみたいな人も、「なんでかー、アンタ、ちゃんと心からお願いしてる?」


さて、その彼女ですが、今現在はどうしているか?

ちゃんと薬を飲み、ゆっくりと自分の力で県内あちこちのウタキにて拝みを続けてます。


鬱、パニック障害、心的外傷後ストレス障害、強迫性神経症など、心の病にかかった場合、医学の力も借りながらことを進めるのがベターだと私は思っています。

「拝み」でセロトニン分泌異常(心の病の原因のひとつ)が治るかどうかのデータはない。

でも、薬によってそれが抑えられるというデータはあります。


投薬が必要だと判断されているのに、「飲まないで」はあまりにも無謀な行為であり、無責任極まりないと思ってます。

ちゃんとしたユタさんや霊能者ほど、病院へは行ったか、もしくは病院に行って見てからにしましょうと言うハズ。


霊の存在や、神についての科学的実証が出来ないのは周知の通り。

ですが、そういった世界を完全否定は出来ませんよね。否定するとなると、聖書は無意味であり、葬式も意味を成さず・・・。


話が脱線しそうなので、軌道修正します。


ユタや霊能者が、「超科学」の専門家だとしたら、医師は「科学」の一分野である「医学」の専門家。

双方のバランスが偏ってしまってはいけない。


いつも頭が痛いという人に、「拝み」だ「拝み」だと言って信じ込ませ、ふたを開けてみたら「高血圧」だった。

しかし、「高血圧」の原因は「拝み」が足りないからだという。

さて、「ノルバスク」を飲んだら頭痛が解消されたわけだが、偽ユタさんは「拝みが通ったんだね」と言う。


「拝み」は緊張を伴います。もし、この緊張が原因で血圧が上昇し、「脳溢血」や「狭心症」のリスクが上がり、発症したらどうなることでしょう。


「あい~、拝みがやっぱり足りないからこうなったんだよ」とでも言うのでしょうか。


私は断言します。


精神世界は大事だが、だからといって医学をないがしろにしてはいけません

医師が信用できないならセカンドオピニオンを取りましょう。


ユタだって信用できなかったら別のユタに聞きに行くでしょ。





「この娘を助けてください。いつもこうなんです」

そう言って、私のところへいらした親と娘。

娘さんは「ぼーっと」してる。目はうつろ・・・。

一見すると「カミダーリ」(巫病)。

「すいません、娘さんは何かのお薬を常用してらっしゃいますか?」

「ハイ、飲んでます。この薬です。先週からこの薬になりました。」


「・・・〇〇〇〇ー〇」←薬の名前は伏せます (抗精神病薬)


そりゃ、これならこうなるんでしょう。うつろな目。ぼーっとした雰囲気。


「それで、お母さん。この薬の副作用についてはご存知でらっしゃいますか?」

「イエ、知りません。娘なら知ってると思います。」



まずは薬の説明書を読みましょう。

病院で処方される薬だから安心だろう・・・ではありません。

薬には副作用がつきもの。

医学を盲信してもいけない。説明書にある「副作用」にもキチンと目を通しましょう。










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