何でもかんでも霊のせいにすんな!

パパヒガ

2014年02月11日 22:31

「拝みやったら直るさー」



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そんな一言が、一家の未来を左右することを知っているユタさんは、果たして何人いるのだろう・・・。

拝みで人生良くなるならば、誰だって喜んでやりますよ。



私たちは生まれたときから崇高な、それはそれはすばらしい力を持ってます。

人を愛する力、人を信じる力、そして、人の助けを借りる力。


私たちは生まれたときからその力があるにも関わらず、成長していくにしたがって忘れていきます。


「忘れていく」というか、忘れざるをえないというか・・。


「もっともっと」「まだまだだ!」「これぐらいで」「早く早く」「みんなから遅れてるよ」「それがダメなんだよ」「簡単なんだけどな」「いいかげんにしなさい」「しょうがない」「どうせ・・・」「なんでわかってくれないの」「もういいよ」「イヤなの」「「あとから泣きたくなかったら」「もう遅い「何回言わせる」・・・


つかまり立ちをしはじめ、自分の世界が広がってくる乳幼児~小学一年までの数年間。

上記の言葉を浴びせられ、すばらしい力はだんだんと萎えていってしまいます。


「最近うちの子が変なんです」・・・「そうですか、・・・・・うーん、なんだか病院が見えますね。拝みをして解かないといけないですね」

以前、とある鑑定者さんからどうしてもと頼まれ、あるユタさんの家に行ってみたときのことです。

私の前にいらしていた方がユタさんの前に座り、そういう相談をしていたんです。



えっ・・・・・・このケースで即拝み? なんで?


子供っていったってまだまだヨチヨチ歩きの坊やじゃないか!  なんで拝みなん?


「先祖からのお知らせですね。早くしないと病気になってしまうかもしれません」


せんぞからどんなお知らせなんだ。それに病気って・・・この時期の子供さんは病気のオンパレードじゃ!
病院、自宅、病院 自宅 のオンパレードじゃ!


「どうしたらいいんでしょうか?」


「十二箇所参りしましょうね。それで、この子のご恩上げをして、挨拶しにいきましょう。」


お決まりですね。十二箇所。 定番ですね。


「ウサンミ(供物)は作れますか? なんなら私が用意しましょうか?」


おいおい、自分の子供のことなんやぞ。「お母さん、頑張って作りましょうか」って言わないの?


「ウサンミは大事ですよ。これをきちんとやらないと、通る拝みも通らなくなるからね」


どうしてウサンミをキチンとするってのに、作らさないで外注なの?


「ちゃんとお供えして、拝みして、きちんとやれば先祖も収まるよ!」


何で、先祖の仏壇やお墓に行かないで、どうして別のとこ行くの?

「幽霊はほんとうに恐いからね・・・」


おれはあんたが恐いです。



現在、この方はもうユタ業をやっていません。




なんでもかんでも霊のしわざにしてはいけません。




そして、なんでもかんでも拝みで解決すると思ってはいけません。




私たちはうまれながらにしてすばらし力を持っています。


人を愛する力、人を信じる力、人の助けを借りる力。


この三つを上手に、しっかりと使うワザを知れば、心はクリアに、そして霊にまけない強靭な精神を作り出せます。


作り出すためのキーワードは「言葉」です。


言葉は正しく使ってこそ生きてきます。


霊のしわざ・・・というよりも、「そこに引きずり込まれた念」としましょう。


基本、死んだら成仏しますから・・・。ハイ。



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