六徳図を貼り付けしておきますね。
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親との折り合いが悪い。
親戚、兄弟との中が悪い。
お正月・・・楽しさと嬉しさの反面、こういった家族間、親戚間トラブルが悩みの種という方も多いでしょう。
今頃、大きなため息をついていたり、心が打ちひしがれていらっしゃる方も多いでしょう。
さて、なんでこうなるのでしょうね。
トラブルの原因のほぼ全てが「過去にあったイザコザ」が原因。
お金のトラブル。言葉のトラブル。
「私、両親が大好きです。離れて暮らしてはいますが、いつも側にいたいと思ってます。
だけど、会うたびになぜか・・・体のどこかに力が入ってしまいます。家に戻ると方がこったり、腰が痛かったりします。」
「これはひょっとして、先祖霊のメッセージか何かでしょうか。供養不足でしょうか?」
一見、彼女と父親、母親の関係は良好に見えます。
彼女が休みの日には、両親と一緒に出かけて食事したり、買い物したり。映画を見たりと、幸せに見えます。
ですが、何故か彼女は家に戻ると体調がかんばしくない。
ユタさんに見てもらったら、先祖の供養不足(ウガンブソク)と出たそうです。
本家のトートーメーや、ゆかりのウタキ。初めてのお寺など、様々なところへ出向いて拝みを入れたそうな。
しかし、それでも症状は変わらない。
何故に?
原因は、彼女の幼少時代にありました。
彼女は一人っ子で一人娘。
両親からは大事に大切に育てられた。
大学にも進学でき、恋愛、就職もした。
子供も出来て幸せいっぱいのハズ・・・。
でも、体調不良は続く。心療内科にも行ってみた。
そこで私は彼女にひとつの質問をしました。
「幼稚園とか小学校の頃の思いではありますか?」
すると・・・「えーっと、幼稚園、小学校ですか・・・。あまり覚えてないですね」
「彼女さ・・・『お前が男の子だったら良かったのに』って言われたんだよ。」
百太郎先生がそうおっしゃる。
ピンときました。なるほどね~。
実は彼女、ずーっと心の中にしまっていた「言葉」があるんです。
我が師匠がくださったヒントを元に、少しずつ昔のことを思い出してもらいました。
「そういえば、あの時は悲しかったなぁ。」
「何がですか?」
「お正月のことですけど、親戚が集まっているときに、叔父さんがお父さんにこう言ったんです。」
「女じゃこの家の跡継ぎには出来ないぞ。男の子を作れよ!」
お父さんはそれを聞いて、側にいる私にこう言いました。
「男の子だったらね・・・。跡継ぎできたんだけどね。」って。
「跡継ぎって何?って聞いたら。イヤ、何でもない!」って言いました。
たわいも無い言葉かもしれません。
ですが、この一言が彼女の心を縛ったんです。
「女の子に生まれてこなきゃ良かった」
これが彼女の体調不良の原因。
彼女は女性であるということを否定されてしまったということ。
成長し、知識が増え、沖縄独自の慣習も見聞きした。
たしかに一人娘ではあるが、婿を取り、跡継ぎに関してはクリアしたつもりだった。
だけど・・・・。
「言葉」というのがいかに大事であり、いかに怖いものであるか。
六徳の②・・・アイサツ。礼節。
子供は親を選んで産まれて来ます。
そういう、神の元からやってきてくれた子供に対し、親はちゃんと礼節をもって対応するべきです。
「私がお父さん(お母さん)だよ。ココに生まれてきてくれてありがとうね。私はななたのお父さん(お母さん)として一生懸命生きます。だからあなたも私の子供として一生懸命生きてくださいね。私は全力であなたを守ります。あなたも全力で私にぶつかってきてくださいね」
子供は親の「所有物」ではないです。
教育とは、教え育てるということ。
教える大人は、たくさん学んでいた方がいい。
もしも学びが足りなかったとしても大丈夫!
「共育」って手があります。
そうです・・・。
一緒に・・・子供と共に育っていく育っていくってこと。
いつからでも遅くない。
「お父さん、あの時のあのセリフ。とっても気になってたんだよ。今はそうでもないけど、あの時はとても苦しかったんだよ」
彼女は後日、上のセリフをお父さんに言ったそうな。
それから、原因不明の体調不良は・・・・
消滅したそうです。
今回は、言葉のトラブルが原因で、過去を引きずっていた女性の例のお話でした。
※ 彼女には記事にする確認をいただいています。