先生・・・笑ってください

パパヒガ

2015年02月16日 00:29

私は学校というところが大好きです。

ちょっとだけ不登校やったり、欠課して友達と街中で遊んだり、授業ボイコットしたり・・・

それでも学校大好きでした。


担任の先生と相性が合わないこともありましたが、それでも学校は好きでした。


何故なら、そこには必ず「笑顔」がいたるところにあったからです。


先生の笑顔はもちろんのこと、友人の真っ直ぐな笑顔もたくさんありましたから。


思春期の頃、学校で村八分になったことがありました。

とある生徒が私のことを、「アイツが成績良いのは、先生からテスト問題を前もって教えてもらっているからだ」と中傷を受けたから。

当時私は事故に遭い、利き腕を骨折し、エンピツも持てない状況で勉強なんて出来なかったからです。

それなのにどういうわけか、実力テストの結果が良かったから。

骨折するまで、授業のときは(好きな科目だけ)丁寧にノートを書いていました。先生が黒板に書くことをひたすら・・・。

でも、骨折てしまったことでノートへの書き込みが極端に遅くなってしまったんです。

利き腕じゃない手で字を書くってコトがどれだけ大変か。

いつもより遅いし、字は汚いし、買い手も読めないし・・・。

まっすぐ書けないし。

あとちょっと・・・どころか、黒板に書いてあることをノートにまとめる前に消されちゃったりとか・・・。


とても苦しかったです。勉強が大嫌いになりました。


でも、当時の先生が笑顔でこうアドバイスしてくださいました。


「書かないでいいよ。先生の顔と言葉をよーく聞いていてね。」

そのアドバイスがあった次の日から、ノートに書かず、耳と目だけに集中して先生の顔と声に意識を向けました。


そしたら気付いたんですよ。


先生はいつもいつも笑っていて、言葉にも笑顔というかなんというか・・・その・・・喜んで話しているんだな・・・っていうのかな。

つまり、発する言葉に温かみを感じたんですね。


それから不思議な事に、授業の内容がバシバシ頭に入ってくるんです。


当時、キレイにノートに書き込むことが、成績があがる第一歩という意識というか、概念が蔓延していたんんですけどね。


そのおかげで、骨折したあとの方が成績があがったんです。


それをある生徒が不思議がって「アイツは先生にひいきにしてもらってる」となったわけであります。



今の世の中はとても進歩しています。

教育の現場での先生の学びはとてつもなく膨大で進化していて、先生自身のプライベート時間を割いてまで「研修」「研修」の日々を過ごされています。

先生方はとても熱心です。


なんとかしたい。子供達の未来の為に・・・って。


一月に入ってから、私の娘が不登校状態に入りました。

「勉強がキライ」と言ってましたね。


今まで宿題も一生懸命に頑張って、文字もとてもキレイだし(私より数段キレイ)、音読好きだし、歌も楽器も大好き。

ちょっと運動苦手ですが、跳び箱飛べなくても「楽しい」って言ってました。

飛べないのに、跳び箱のある日の朝は、せっせと体育着の準備です。瞳を輝かせながら・・・。


そんな娘が「勉強がイヤになった」と言い始めて、学校に行きたがらなくなったんです。


娘の同級生、そのママ・パパさんたちの協力を頂き、イジメなどもないことも確認しました。


何故に・・・。


私は「ハッと」しました。


学力向上の名の下に、担任の先生の負担が増大してました。


学力向上・・・それ自体はとてもステキなことだと思います。

ですが、「子供達の成績をあげていかなくちゃ」っていう教育現場の想い、そして担任の先生へのプレッシャーが、先生から笑顔を奪ってしまうなんて・・・。


娘に聞きました。


「授業が楽しくないの?」




先生が笑わなくなってしまっていたようです。



先生、お気持ちお察しします。


我が子のように、生徒さんたちの将来を考えてのことナンデスモノネ・・・。


理解は十分に出来ます。私だってそうなっちゃったでしょう。



「笑ってくださいませんか」


先生はトテモ勉強されていらして、自宅にまで仕事を持ち帰って学んでいたんですよね。


それで余裕が亡くなっちゃたんですよね・・・。


先生・・・先生はとてもステキな授業スキルを持ってらっしゃいますよ。


それは皆が知っています。あなたはステキな先生だって。


だけど、「笑顔」が抜け落ち始めてきてしまったのですね。


先生・・・笑ってください。


それだけで生徒は嬉しいんです。


娘を含め、クラスの子達は先生が大好きですよ。


だから笑ってください。笑顔でいてください。




私が骨折後に成績があがったのは、先生の笑顔が要因だったと理解してます。



すーっと頭に入ってきましたから。笑顔の力で・・・。



授業のスキルがヘタだっていいです。


笑顔がステキならそれでいいです。


先生・・・笑ってください。笑顔でいて下さい。


それが子供達にとって、どれだけ救いになるか・・・。




そう思った今日この頃です。


ちなみに娘の学校嫌いは解消してきてます。


先生が笑顔になりはじめたから。


娘には・・・


いつも笑顔でいてね。それが必ず救いになるから・・・。

そう諭しました。


娘の笑顔につられて、先生も笑顔に・・・。



娘は学校に行き始めました。自分で。



「お母さん・・・なんで先生はお母さんみたいに笑わないのかね~」




先生が笑顔を取り戻し始めると同時に、娘も普通に学校に通えるように・・・。



先生・・・笑顔でいて下さい。

多少、授業の教え方や進行が遅くっても、先ずはあなたが授業を楽しんで!」


あなたの笑顔はとーーーーーってもステキなんだよ~。









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