私は学校というところが大好きです。
ちょっとだけ不登校やったり、欠課して友達と街中で遊んだり、授業ボイコットしたり・・・
それでも学校大好きでした。
担任の先生と相性が合わないこともありましたが、それでも学校は好きでした。
何故なら、そこには必ず「笑顔」がいたるところにあったからです。
先生の笑顔はもちろんのこと、友人の真っ直ぐな笑顔もたくさんありましたから。
思春期の頃、学校で村八分になったことがありました。
とある生徒が私のことを、「アイツが成績良いのは、先生からテスト問題を前もって教えてもらっているからだ」と中傷を受けたから。
当時私は事故に遭い、利き腕を骨折し、エンピツも持てない状況で勉強なんて出来なかったからです。
それなのにどういうわけか、実力テストの結果が良かったから。
骨折するまで、授業のときは(好きな科目だけ)丁寧にノートを書いていました。先生が黒板に書くことをひたすら・・・。
でも、骨折てしまったことでノートへの書き込みが極端に遅くなってしまったんです。
利き腕じゃない手で字を書くってコトがどれだけ大変か。
いつもより遅いし、字は汚いし、買い手も読めないし・・・。
まっすぐ書けないし。
あとちょっと・・・どころか、黒板に書いてあることをノートにまとめる前に消されちゃったりとか・・・。
とても苦しかったです。勉強が大嫌いになりました。
でも、当時の先生が笑顔でこうアドバイスしてくださいました。
「書かないでいいよ。先生の顔と言葉をよーく聞いていてね。」
そのアドバイスがあった次の日から、ノートに書かず、耳と目だけに集中して先生の顔と声に意識を向けました。
そしたら気付いたんですよ。
先生はいつもいつも笑っていて、言葉にも笑顔というかなんというか・・・その・・・喜んで話しているんだな・・・っていうのかな。
つまり、発する言葉に温かみを感じたんですね。
それから不思議な事に、授業の内容がバシバシ頭に入ってくるんです。
当時、キレイにノートに書き込むことが、成績があがる第一歩という意識というか、概念が蔓延していたんんですけどね。
そのおかげで、骨折したあとの方が成績があがったんです。
それをある生徒が不思議がって「アイツは先生にひいきにしてもらってる」となったわけであります。
今の世の中はとても進歩しています。
教育の現場での先生の学びはとてつもなく膨大で進化していて、先生自身のプライベート時間を割いてまで「研修」「研修」の日々を過ごされています。
先生方はとても熱心です。
なんとかしたい。子供達の未来の為に・・・って。
一月に入ってから、私の娘が不登校状態に入りました。
「勉強がキライ」と言ってましたね。
今まで宿題も一生懸命に頑張って、文字もとてもキレイだし(私より数段キレイ)、音読好きだし、歌も楽器も大好き。
ちょっと運動苦手ですが、跳び箱飛べなくても「楽しい」って言ってました。
飛べないのに、跳び箱のある日の朝は、せっせと体育着の準備です。瞳を輝かせながら・・・。
そんな娘が「勉強がイヤになった」と言い始めて、学校に行きたがらなくなったんです。
娘の同級生、そのママ・パパさんたちの協力を頂き、イジメなどもないことも確認しました。
何故に・・・。
私は「ハッと」しました。
学力向上の名の下に、担任の先生の負担が増大してました。
学力向上・・・それ自体はとてもステキなことだと思います。
ですが、「子供達の成績をあげていかなくちゃ」っていう教育現場の想い、そして担任の先生へのプレッシャーが、先生から笑顔を奪ってしまうなんて・・・。
娘に聞きました。
「授業が楽しくないの?」
先生が笑わなくなってしまっていたようです。
先生、お気持ちお察しします。
我が子のように、生徒さんたちの将来を考えてのことナンデスモノネ・・・。
理解は十分に出来ます。私だってそうなっちゃったでしょう。
「笑ってくださいませんか」
先生はトテモ勉強されていらして、自宅にまで仕事を持ち帰って学んでいたんですよね。
それで余裕が亡くなっちゃたんですよね・・・。
先生・・・先生はとてもステキな授業スキルを持ってらっしゃいますよ。
それは皆が知っています。あなたはステキな先生だって。
だけど、「笑顔」が抜け落ち始めてきてしまったのですね。
先生・・・笑ってください。
それだけで生徒は嬉しいんです。
娘を含め、クラスの子達は先生が大好きですよ。
だから笑ってください。笑顔でいてください。
私が骨折後に成績があがったのは、先生の笑顔が要因だったと理解してます。
すーっと頭に入ってきましたから。笑顔の力で・・・。
授業のスキルがヘタだっていいです。
笑顔がステキならそれでいいです。
先生・・・笑ってください。笑顔でいて下さい。
それが子供達にとって、どれだけ救いになるか・・・。
そう思った今日この頃です。
ちなみに娘の学校嫌いは解消してきてます。
先生が笑顔になりはじめたから。
娘には・・・
いつも笑顔でいてね。それが必ず救いになるから・・・。
そう諭しました。
娘の笑顔につられて、先生も笑顔に・・・。
娘は学校に行き始めました。自分で。
「お母さん・・・なんで先生はお母さんみたいに笑わないのかね~」
先生が笑顔を取り戻し始めると同時に、娘も普通に学校に通えるように・・・。
先生・・・笑顔でいて下さい。
多少、授業の教え方や進行が遅くっても、先ずはあなたが授業を楽しんで!」
あなたの笑顔はとーーーーーってもステキなんだよ~。