散々な仕打ちを受け、そこから自分を守るために「マブイ」を落とすこともある。
非科学的には「怒りのマブイ」を、いったん落とす。
科学的には、別人格を作って自身の精神バランスを保つ。「乖離」という。
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例えば、性的虐待を受けてしまった子供がその記憶を封印する。その時、別の人格を作り上げる。
別人格に、「性的虐待」の記憶はない。
これによって、精神のバランスを保とうとすることがあります。
「24人のビリーミリガン」という本が、20年ほど前にブームになったことがあります。
これは、様々な精神的苦難を乗り越えるため、様々な人格を作って生き延びようとする、ある人間のドキュメントの本でした。
通常、私たちは数種の人格を使い分けて生きています。
外では頼りがいのある、皆から慕われるようなサラリーマン。家ではまるで子供のように甘える。
身内からすれば、甘えん坊の頼りない男に見えますが、外ではまったく別の顔ってやつです。
よくある話です。
しかしこれは、外の人格も内の人格も、おなじ記憶は持っているし、言葉使いや基本的な性格も同じなんです。
つまり、内と外の性格は統合されて1人の人間を作っているのですね。
ですが、統合失調症の言葉の通り、人格が統合されず、怒りの人格、甘えの人格、大人の人格、幼児の人格、異性の人格といったように、通常の精神状態ならそれぞれをうまく使い分けるのですが、それがうまくコントロールできずにいる状態が統合失調症の状態。
「逃避」という状態は、あまりにも辛くて辛くて大変で、とてもじゃないが落ち着いていられないという時、その記憶をほとんど持たない人格を作り上げて精神バランスを保つのですね。
こういう状態になると、自分の意識でのコントロールが難しくなり、薬を使用しての治療が必要になってきます。
辛い記憶を持つ人格が出てきたとき、薬によって落ち着かせ、時間をかけて人格を統合。辛い記憶に対し、ゆっくりと癒していくわけです。
人格を統合するのですね。
マブイを落とすのは、本人がビックリした時。例えば、事故にあったとき。転んだとき。そして、精神的なショックを受けたとき。
マブイを落とすと、ボーっとしたり、熱が出たり、目の力がなくなったり、トローンとしたり。眠ってばっかりだったり、ソワソワして落ち着かなくなったり。怒りっぽくなったり、弱弱しくなったり・・・。様々です。
「怒り狂ったマブイ」・・・あまりにも理不尽な仕打ちを受け、ビックリしてマブイを落とす。その落としたマブイは、「怒りエネルギー」に満ちていた。
マブイグミによって戻った。しかし、「怒り」まで戻った。
ココからが大事だと思います。
マブイは、戻るのが善いことは間違いないです。
そして、戻った「怒りのマブイ」を、科学的な薬と、身内の愛情でゆっくり癒していく。
「怒りのマブイ」のほかにも、「優しいマブイ」もあります。
優しいマブイも取り戻し、ゆっくりと次へのステップを歩めるように・・・。
マブイグミには様々な状況があります。
わたくし、出来うる限りの応援をいたします。
〇〇〇さんの「怒りのマブイ」さんよ・・・。
あなたは十分に、十分すぎるほど頑張ったんだよね。
スゴク頑張ったんだよね。
辛かったね・・・。
今はゆっくりと休みなさい。
大丈夫 ダイジョウブ。
時間はまだまだたっぷりありますからね・・・。